ITU-R WP5D会合が開催されました！ - ENGINEERING BLOG ドコモ開発者ブログ

こんにちは。 NTTドコモ　電波企画室電波企画担当　立木です。
本日は、国際的に周波数の利活用の検討をしているITU-Rの会合参加した内容の共有と、会合にてドコモの６Gの取組みについて展示を行いましたので、展示状況などをご紹介します。

会合の概要
会合の実施内容
- 議論内容
- 会合での技術展示
参加者の反応と現地の雰囲気
終わりに

会合の概要

本会合は2025年6月24日(火)~7月3日(木)にかけて兵庫県神戸市の六甲アイランドにある神戸ファッションマートで開催されました。 Working Party 5D（WP5D）は、国際電気通信連合（ITU）の無線通信部門（ITU-R: ITU Radiocommunication sector）の作業部会のひとつで、携帯電話の技術や周波数の国際標準化を目的にした会合でして、世界中から、各国政府関係者や携帯電話のオペレータやベンダなど約400名（オンライン参加を含めると600名以上）の方々が集まりました。

会合の実施内容

議論内容

今回の会合では、各国の国内の周波数利用状況を踏まえた主張や、技術検討の紹介が行われました。2030年頃の6Gサービス開始に向けて、新たな周波数の確保や、技術仕様の標準化を進めており、国内の６Gの展開にあたっての重要なステップになる取組みになります。

会合での技術展示

海外からも多くの方が集まる場でありますので、ドコモからは6Gに関連した技術も展示しました。ドコモでは、6Gで達成したい世界観に向けて５つの意義を掲げて、各意義の実現に向けた研究を多数取組んでいます。今回は「意義」の紹介と共に、「Connectivity Everywhere」からHAPS、「Network for AI」からIn Network Computing、「Efficiency」からAI-native Air Interface（AI-AI）の技術を出展しました。展示会場では、総務省関係者の方々や国内外の企業の方々へ展示内容を説明しました。

展示をした技術のパネルについて掲載します。詳細は、ドコモ公式サイト、開発者ブログ、YouTubeなどでご紹介していますので、ぜひご覧ください！

【6Gの意義】
●ドコモR&Dweb ▶ https://www.docomo.ne.jp/corporate/technology/rd/tech/6g/

【Connectivity Everywhere 】
●ドコモNTN特設サイト ▶　https://www.docomo.ne.jp/area/nwpr/ntn/
●ドコモ開発者ブログ　▶　https://nttdocomo-developers.jp/entry/2025/07/10/090000

【Network for AI】
●ドコモR&Dweb ▶https://www.docomo.ne.jp/corporate/technology/rd/tech/6g/002.html?icid=CRP_CORP_technology_rd_tech_6g_to_CRP_CORP_technology_rd_tech_6g_002
●報道発表 ▶ https://www.docomo.ne.jp/info/news_release/2025/03/03_01.html
●YouTube　▶　https://www.youtube.com/watch?v=2gupwa3kqk8&t=68s

【Efficiency】
●ドコモR&Dweb　▶　https://www.docomo.ne.jp/corporate/technology/rd/tech/6g/001.html?icid=CRP_CORP_technology_rd_tech_6g_to_CRP_CORP_technology_rd_tech_6g_001
●YouTube　▶　https://www.youtube.com/watch?v=20qsqOBxh0M&t=9s

参加者の反応と現地の雰囲気

海外のお客さまからは「AIが携帯電話にもたらすインパクトが興味深い」といった感想をいただき、今後の検討の励みとなりました。また、国内のその他参加企業のお客さまからはHAPSのサービス導入へのご期待の声など、貴重な意見をいただける場ともなりました。引き続き多くの場でNTTドコモの６Gの研究・開発・標準化活動を共有させていただきたいと思います。