NTTドコモR&Dの技術ブログです。

【日本初開催!】ドコモがメインスポンサーを務める「Digital Nation Summit Tokyo 2026」が開催されました!

はじめに

みなさん、こんにちは!ドコモ 6Gテック部の増子です。世界中の通信事業者が集まる国際イベント「GSMA Digital Nation Summit Tokyo 2026*1が開催されました。

本記事では、サミットの役割やドコモの取組みと、6Gテック部で展示したIn-Network Computing (INC)*2に関する展示内容やその様子もご紹介します。

サミットについて

2026年4月14日から15日にかけて、東京・高輪のJWマリオット・ホテル東京にて Digital Nation Summit Tokyo 2026 が開催されました。

本イベントは、世界の携帯電話事業者が参加する業界団体であるGSMAが主催する、アジア・パシフィック地域向けの国際会議です。今回は記念すべき初の日本開催となり、ドコモはメインスポンサーとして本イベントをサポートしました。

本サミットは 「Japan’s Digital Future: From Vision to Vanguard in Asia Pacific ― アジア太平洋のデジタルな未来を切り拓く、日本のリーダーシップ ―」 をキーメッセージに掲げ、

  • 6Gや次世代モバイルネットワーク
  • AIネイティブなネットワークアーキテクチャ

などのテーマを軸に、デジタルな将来像について議論する場として開催されました。

当日は、日本の省庁、モバイル業界、産業界、学術界などから約300名が参加されました。

サミット期間中には、6G時代の国際的な連携を示す重要なマイルストーンとして「Tokyo Accord」が発表*3されました。この合意には、ドコモを含む国内4キャリアに加え、Beyond 5Gおよび6Gを見据えた移動通信技術の普及をめざすXGMF、海外の通信事業者や団体も署名しました。

「Tokyo Accord」は、6G時代に向けてAIやデータを活用した新たな価値を創出し、オープンで安全・安心なデジタル社会づくりを国際的に推進していくことを約束するものです。

展示内容

AI Centric Network に基づく6Gビジョンの紹介

ブースではまず、 ドコモが描く6G時代のネットワーク像*4をご説明しました。 ドコモの6Gビジョンでは、AIをネットワークの中核に据え、 ユーザ体験、運用効率、サステナビリティ、そしてどこでもつながる社会を支える AI Centric Networkをめざしています。

AI Centric Network を構成する2つの方向性として、

  • AI for Network :AIを活用して、ネットワークの制御・最適化・運用自動化を行うアプローチ

  • Network for AI :AIサービスやアプリケーションの能力を最大限に引き出すため、ネットワークそのものを進化させるアプローチ

があります。

今回の展示では「Network for AI」を支える技術の一つとしてIn-Network Computingをご紹介しました。

展示の様子

In-Network Computingは、機能を簡素化した端末で行っていた重い計算処理をネットワーク内部へとオフロードすることで、端末の小型化・省電力化と高度なサービス体験の両立をめざす技術です。

本展示では、小型自律ロボットを想定し、映像取得からネットワーク内でのAI解析、障害物検知までをリアルタイムに行う一連の処理を実証したPoC*5をご紹介しました。 実証実験の様子はこちらの動画*6をご覧ください。

現在はProof of Conceptの段階にあるものの、ドコモは6G時代の重要技術と位置づけ、3GPPにおける標準化検討にも積極的に参画しています。3GPPや標準化について、詳しくは下記の開発者ブログ記事をご覧ください。 nttdocomo-developers.jp

おわりに

本サミットおよび展示は、ドコモの6G・AIに関する取組みを国際的な文脈で発信するとともに、多様な立場の方々と率直な議論を行う貴重な場となりました。

また、今回の展示を通して、ドコモが推進するAIとネットワークの融合というコンセプトや、その具体的なユースケースに対し、グローバルな舞台で高い関心が寄せられていることを改めて実感する機会となりました。

今後もドコモは、6G時代を見据えたネットワーク技術の検討・実証・標準化を通じて、アジア太平洋、そしてグローバルなデジタル社会の発展に貢献していきます。