NTTドコモR&Dの技術ブログです。

無線通信システム研究会奨励賞を受賞しました!

はじめに

こんにちは、6Gテック部無線アクセス技術担当の林 優太です。

今回は、「2025年度無線通信システム研究会活動奨励賞」受賞について、本記事でご報告します!

【本記事でわかること】

  • 無線通信システム研究会とは?
  • 若手社員である私が今回受賞した賞の概要と評価対象となった発表
  • 受賞の感想と今後の意気込み

無線通信システム研究会(RCS研究会)について

無線通信技術は、今や私たちの生活に欠かせない存在です。放送や移動通信はもちろん、無線LANやBluetoothなど、身の回りのさまざまなサービスや機器が無線通信によって支えられています。

場所や時間を問わず情報をやり取りできることや、ワイヤレスイヤホンで音楽を楽しめることも、無線通信技術の恩恵です。そうした利便性は多様な要素技術の組み合わせによって実現されています。RCS研究会では、それらの最先端技術について議論する場であり、産学官を問わず毎月多くの研究者・技術者が参加しています。

近年は、6Gのような次世代無線通信システムの実現に向けた議論が活発に行われています。例えば、ミリ波やサブテラヘルツ波といった高周波数帯の活用や、近年注目を集めるAIを用いた無線通信システムの高度化など、さまざまな観点から技術の発展が模索されています。

無線通信システム研究会活動奨励賞受賞!

表彰式(2026年5月29日)

この度受賞した「無線通信システム研究会活動奨励賞」は、将来のRCS研究会を背負う研究者の人材発掘・育成を目的として、新規性、有効性、適用性、発表技術などの観点から、当該年度に発表された内容を対象として選考されます。今回、評価対象となった発表は以下の3件です。

  1. 林ほか, “カラーイメージ法とリンクレベルシミュレーションによる横須賀市街地におけるミッドバンドMassive MIMOの伝送特性に対する一考察,” 信学技報, RCS2025-132, Oct. 2025.

  2. 林ほか, “屋外実証実験によるAIを活用したパイロットレス伝送方式の汎用性評価,” 信学技報, RCS2025-269, Mar. 2026.

  3. 林ほか, “横須賀市街地実験によるAIを活用したパイロットレス伝送方式の伝送特性評価,” 信学技報, RCS2026-2, Apr. 2026.

いずれの発表も6Gを見据えた内容であり、新たな周波数帯の開拓に向けた取組みAIを活用した新しい伝送方式の有効性について、シミュレーション結果や実証実験の結果をもとに報告しました。

新たな周波数帯の開拓に向けた研究発表の様子や、AIを活用した新しい伝送方式の実証実験の詳細については、別の記事でも紹介しています。ご興味のある方は、ぜひあわせてご覧ください!

nttdocomo-developers.jp

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今回の受賞は、若手社員が主体的に研究発表へ挑戦し、社外の学術コミュニティにおいて評価された事例の一つです。弊社では、今後も積極的な対外発表を通じて社外の研究者・技術者との議論を重ね、技術力の向上を推進していきます。

今後の意気込み

ドコモに入社し、社会人として3年目を迎えた今、ここまで歩んでこられたのは多くの方々の支えがあってこそだと感じています。その積み重ねの結果として、このような賞をいただけたことを大変光栄に思います。今後も、奨励賞の目的である「将来のRCS研究会を担う研究者の発掘・育成」に応えられるよう、そしてより良い通信技術の実現に貢献できるよう、研究開発に真摯に取り組んでいきたいと考えています。