NTTドコモR&Dの技術ブログです。

クラウド

金融リファレンスアーキテクチャ 日本版でレジリエンスを体験してみた

この記事の目的 はじめに 「金融リファレンスアーキテクチャ 日本版」とは 勘定系ワークロードのデプロイ アーキテクチャの確認 開発環境(IDE)の準備 ランタイムのインストール Visual Studio Code のセットアップ Docker のインストール AWS CLI へのアクセ…

2024 AWS re:InventでのS3 Tables、Apache Icebergの解説と学んだこと

NTTドコモ R&Dイノベーション本部 サービスイノベーション部 ビッグデータ基盤担当 4年目社員の小澤です。 2023年に続いて2年連続で、ラスベガス現地にて2024 AWS re:Inventに参加させていただきました。このような機会を作っていただいた、会社や自組織、チ…

Google AppSheetを使ったアプリ作成方法のご紹介 〜 家事管理アプリの作り方 〜

はじめに こんにちは。NTTドコモ サービスイノベーション部の大西です。 普段の業務ではマーケティング関連のデータ分析や開発をしています。 また趣味でGAS(Google Apps Script)やGoogle AppSheetを使って簡単なアプリなどを作っています。 AppSheetで作…

ECSのループ処理をAWS Step FunctionsのMAPで高速化!初心者向け解説

AWS Step Functionsを活用して、従来のシーケンシャル処理を効率的に並列処理へと変え、全体の処理速度を大幅に向上させた成功事例をご紹介します。

IaC ジェネレーターを利用してAWSアカウントを引っ越し(AWSリソース移行)した話

こんにちは。ドコモ・テクノロジ サービスインテグレーション事業部の伊藤です。 私はCCoE(Cloud Center of Excellence)という役割として、ドコモグループのクラウド活用を推進する業務を行なっています。 そのひとつとして、グループのシステム開発・運用…

愚痴も仕事の原動力なり

はじめに NTTドコモ サービスデザイン部でCiRCUSというシステムを担当している夏目です。 タイトルの通り、仕事に対する愚痴を聞いてもらいつつ、華麗に乗り切った話を書きます。 どんな仕事をしていても、もっとこうできたらいいのになぁとか、なんでこんな…

Transit GatewayとNACLでハマった話

はじめに この記事はドコモR&D Advent Calendar 2024の14日目の記事です。 初めまして!NTTドコモ サービスイノベーション部 ビッグデータ基盤担当の竹鼻です。入社2年目になります。社内のビッグデータ基盤の保守運用や新機能の開発に携わる担当をしていま…

「社外向けのブログを作って!」と上司に言われたら。ブログ関連のサービスまとめてみた

はじめに こんにちは、はじめまして! NTTドコモ サービスイノベーション部の岩田です。 この記事は、NTTドコモアドベントカレンダー 2024 13日目の記事です。 私の普段の業務は、生成AIを活用したツールの開発や、生成AIのドコモ内での認知向上の取り組みを…

Google Cloud×Github Actions×MkDocsで開発ガイド作成

TL; DR Streamlitを用いたWebアプリの基盤の開発・運用をしている。 社内アプリ開発者用に用意しているMarkdownをGoogle CloudとGithub ActionsおよびMkDocsを使って開発ガイドとして公開した。 自己紹介 NTTドコモ データプラットフォーム部(以下DP部)黒…

【英語版】Experience gladiator spectacles brought to life with cutting edge technology

NTTドコモ R&D Advent Calendar 2024 の12日目の記事です。(日本語版はこちら) Who we are Introduction What is In-Network Computing (INC)? Practical example Bringing in the in-network computing Conclusion Who we are Hello, this is Afaf and He…

【日本語版】最先端技術で蘇る剣闘士の壮観なスペクタクル体験 – In-Network Computingのユースケース

NTTドコモ R&D Advent Calendar 2024 の12日目の記事です。(英語版オリジナルはこちら) 自己紹介 はじめに In-Network Computing (INC) とは? 実例:ARを活用したコロッセオの観光体験 INCがAR体験をどう変えるのか? INC導入の重要な課題:モジュールの最…

セキュリティのためのプラットフォームエンジニアリング -認知負荷を軽減するDevSecOps in GoogleCloud

TL;DR NTTドコモ データプラットフォーム部(以下DP部)所属の黒須です。DP部ではデータ活用の民主化を目指して社内向けにstreamlitの開発プラットフォームを独自に実装し、現在streamlitアプリケーション数及び開発者の数は100人以上、利用者は数千人にのぼ…

新規ビジネスアイデア創出のため、社内でVLMと画像生成が気軽に使えるSlackベースのシステムを作ってみた

はじめに NTTドコモ クロステック開発部の福島&井手&小原&中村圭佑です。普段の業務では画像認識や生成AIに関する研究開発を行っています。今回は社内でVLMと画像生成が気軽に使えるシステムを作ってみたので紹介したいと思います。Slackをインターフェース…

ShowNet 2024 展示紹介 ~NTTグループ先端5G技術を結集した​ShowNetへの貢献​~

はじめに モバイルネットワークにおけるこれまでの挑戦 専用ハードウェアから仮想化を経てクラウドへ クラウドとオンプレの選択と戦略:ハイブリッドクラウドへ ネットワークスライシング Interop Tokyo 2024 ShowNet における取組み ①オンプレミス版EKSであ…

AWS re:Invent 2023 Las Vegasの参加報告と生成AI, データ分析, ETL系の新サービスを触ってみる!

NTTドコモ R&Dイノベーション本部 サービスイノベーション部 ビッグデータ基盤担当 3年目社員の小澤です. 普段の業務では, 1日数百TBにわたる弊社のLTE/5GSA基地局の通信制御信信号をリアルタイムで分析可能とし, ネットワークエリア品質向上に役立つデータ…

Who Owns the Token?

NTTドコモ 新事業開発部の大月魁と申します。私は NTTドコモ の Software Engineer として、技術支援やアプリケーションの開発に携わっています。 その中で、分散システムに関わる研究活動を過去に行っていたこともあり、ブロックチェーン周りの技術支援にも…

MWAA、dbt、ECSを利用したデータパイプライン構築

はじめに・自己紹介 NTTドコモ データプラットフォーム部(以下DP部)の矢野です。 NTTドコモではデータを駆使した様々なサービスを取り入れることでサービス価値の向上を目指しています。そのためにDP部ではModern Data Stackといわれるツール群の導入を行う…

Cloud Composer×Cloud Run Jobでnotebook実行を自動化した件

TL;DR データ分析ツールの利用実績を定期的に社内で報告しており、利用データの集計と格納をJupyter Notebook(以下notebook)で実施していた。 Google CloudでCloud Composer、Cloud Run Job、papermillを使ってnotebookのスケジュール実行を実現した。 ス…

訳あってCI/CDをCloud BuildからGitHub Actionsに変えてみた

TL;DR CI/CDパイプラインを、Cloud BuildベースからGitHub Actionsベースに移行してみた プロジェクトの制約上、CI/CDパイプラインを継続的に作成する必要があり、リポジトリの手動接続が必要なCloud Buildは運用側の負荷が高かった 移行のコストは考慮しつ…

Cloud Workstationsをチーム開発で使うための(個人的)ベストプラクティス

Cloud Workstationsをチーム開発で使うための(個人的)ベストプラクティス

社員1000人以上が使う、Streamlit in Google Cloudのサーバレスプラットフォームを完全内製してみた

google cloud上でstreamlit の社内限定サーバレスプラットフォームを独自実装してみました。streamlit自体をサーバレスにするだけでなく、コーディング環境からci/cdに至るまで全てサーバレスにすることで1000人以上の社員が使うプラットフォームを少人数で…

CDKを使ったMLflow実験環境の構築とCode Editor機能を利用したMLflow UI表示方法の紹介

はじめに みなさんこんにちは、サービスイノベーション部の内村です。 普段の業務では機械学習モデルの開発運用を行ったり、社内のデータ活用推進業務に携わっています。 今回は機械学習モデルの実験管理を行うMLFlow環境をcdkでECS上に構築することを試して…

社内向けAPIポータルサイトのCMSをAWS App Runnerで作った

はじめに NTTドコモ サービスデザイン部の伊藤です。 RAFTELというドコモ社内向けの共通API基盤の開発を担当しています。 本記事ではRAFTELチームで取り組んだポータルサイト開発について行った取り組みについて紹介します。 RAFTELとは NTTドコモではLemino…

AWS PartyRockであそんでみた

はじめに はじめまして、NTTドコモ サービスイノベーション部の早川です。 ドコモ開発者ブログの運営を担当しており、今回アドベントカレンダーを盛り上げるために初記事投稿させていただきます! 本記事では、最近(2023/11/16に)AWSからリリースされた"Part…

DatadogAPM導入奮闘記~お金と向き合った日々~

はじめに 導入決定の経緯 実施したこと 導入効果 まとめ はじめに NTTドコモ 第二プロダクトデザイン部の増子です。 コンシューマ向けサービスのシステム開発を担当し、 自分の業務がお客様に直接影響することの重大さをヒシヒシと感じながら仕事すること早1…

Vertical Federated Learning の通信コストを大幅削減!SparseVFL について解説

NTTドコモ R&D Advent Calendar 2023 の1日目の記事です。 井上と申します。アメリカのシリコンバレーにあるドコモの子会社,DOCOMO Innovations, Inc. (DII) で Principal Data Scientist として機械学習の研究開発に従事しています。 DII は Amazon Web Se…

ShowNet 2023 展示紹介 ~5GConAWSを活用したマルチアクセスでのスライシング~

はじめに こんにちは、ネットワーク開発部の清水(和)、奥田、宮﨑です。 株式会社NTTドコモ (以下、ドコモ) は、「Interop Tokyo 2023(会場:幕張メッセ、会期:2023年6月14日〜16日)」 において構築される、世界最大級のイベントネットワーク ShowNet に…

ドコモ3年目社員がRedshiftの10年モノの技術負債解消にチャレンジしてみた

はじめに システム概要 長時間Vacuumの回避 列指向データベース Vacuumが走りにくい処理への変更 Truncateの積極活用 時系列テーブルの使用 ディープコピーの実行 Vacuumの頻度・範囲見直し 他にも改善策として挙げられるもの Concurrency Scalingの導入 Red…

AWS WAFのログ出力先を変更することでコスト削減を試みた

こんにちは、NTTドコモサービスデザイン部の山川です。 普段の業務ではアジャイル開発のPO業務に取り組んでおり、AWS関連の技術に携わっています。 今回は、業務の中で得られたTipsを簡単ですが紹介したいと思います。 ■課題内容 CloudWatchLogsのコストが非…

Amazon QuickSightでダッシュボードを作ってみた

こんにちは、NTTドコモサービスデザイン部の山川です。 普段の業務ではアジャイル開発のPO業務に取り組んでおり、AWS関連の技術に携わっています。 今回は、業務の中で得られたTipsを簡単ですが紹介したいと思います。 ■やったこと データの可視化についてこ…

CloudWatch+Lambda+SQSを活用したDB高負荷時の復旧自動化

はじめに こんにちは。NTTドコモ サービスデザイン部 @dcm_koshikawa です。 スクラム開発でプロダクトオーナーを担当しており、サービスデザイン部にJoinしてから2年半が経ちます。 サービスデザイン部では、各種ドコモサービスを動かす基盤を提供しており…

【Python】つまずきながらawswranglerでAthenaにデータ送ってみた

awswranglerを使ってDataFrameをAWS Athenaに送る際に生じた様々なつまずきと対処のまとめ

たった3人で運用するドコモを支える機械学習基盤の作り方 ー Kubernates × Airflow × DataRobot を使ったMLOpsパイプライン ー

TL;DR 自己紹介・モチベーション 処理の再現性の担保・デプロイの迅速化 実現したかったこと 1. コードの再現性を担保する 2. 簡単に機械学習タスクの実行パイプラインをかけるようにする 3. ノートブックファイルを、そのままの形でパイプラインに組み込め…

Github Actionsを用いてPush時にGithubのリポジトリをAWS CodeCommitへ同期させる方法

この記事はNTTドコモR&Dアドベントカレンダー2022、9日目の記事です。 こんにちは、中矢です。2022年10月からNTTドコモによって新しく設立されたARやVRの開発をメインに行うNTTコノキューに所属しています。 NTTコノキューにおける私の業務は、主にバックエ…

【Python】PyTorch で作る Vertical Federated Learning

NTTドコモ R&D Advent Calendar 2022 の1日目の記事です。 井上と申します。アメリカのシリコンバレーにあるドコモの子会社,DOCOMO Innovations, Inc. (DII) でシニアデータサイエンティストとして機械学習の研究開発に従事しています。 現在,DII は Amazo…